渦流探傷装置
渦流探傷とは、金属などの導電体表面付近に存在する割れや疵などの欠陥を非破壊で検査する手法であり、
高品質及び高い安全性が求められる磨棒鋼及びCHQワイヤー等の検査に適しています。
貫通方式
貫通方式とはセンサー(探傷コイル)に被検査材を通すだけの方式(貫通式)を採用しているため、
磨棒鋼の生産設備(連続抽伸機)のライン円周方向の疵を高速に自動探傷することができます。
貫通式・探傷装置メカ部分
検出コイル、磁気飽和装置
特徴
インラインでもオフラインでも探傷可能です
インライン使用での製品は、ほぼ全長・全周面にて探傷可能であり、
オフライン使用でも端末不感帯を大幅に削減できます。
センタリング機能採用
探傷器本体の前後にセンタリング機能を持つガイドの設定により芯ずれ防止が図られます。
仕様
探 傷 方 式 | 被探傷材を検出コイルに貫通させて探傷する。 |
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探 傷 速 度 | 100m/minの高速でも可 |
脱 磁 | 必要 |
寸 法 | φ5~φ32mm |
検 出 能 力 | 人工欠陥:外径φ2mm×深さ0.1mm S/N>3にて検出 |
特 徴 | ●線状疵の探傷は不向き |
使 用 例 | 棒鋼のインライン・オフライン探傷 |